課題研究について

第29回日本教育メディア学会年次大会 課題研究の申し込み方法
課題研究へのエントリーは締め切りました。お申し込みいただいた皆様ありがとうございました。採択通知は9月末を予定しております。

◆課題研究採択後の原稿提出締切 :
発表原稿の作成・提出方法についてはこちらをご覧ください。

課題研究テーマ一覧

1) 映像コンテンツを活用したSDGs教育

ウクライナ情勢をはじめ、グローバルな問題に関心が高まっている。社会の問題について関心をもったり、働きかけたりすることがますます重要になり、SDGs教育への関心も高い。NHK for Schoolなどの映像コンテンツ、現地から発信されるSNSなどを通した映像コンテンツは、社会のさまざまな問題を多角的に考えるきっかけとなりうる。そこで、映像コンテンツを活用してどのようなSDGs教育が実践できるのか、実践されているのか、課題は何かを議論したい。

2) 児童生徒1人1台の情報端末の活用とメディア・リテラシーの実践

GIGAスクール構想に伴い、児童生徒1人1台の情報端末、高速インターネット、学習支援システムなどが学校現場に整備された。学習者が「意図をもって構成されたメディア」に主体的にアクセスして学ぶ機会は増えると考えられる。また、得られた情報や自分の考えについてメディアを通じて表現・発信して学ぶ機会も増加すると考える。さらに、家庭に端末を持ち帰り利用することを機に、家庭でのメディア・リテラシー育成のあり方も検討していく必要がある。こうした状況において求められるメディア・リテラシーに関する教育と実践について議論したい。

3) GIGAスクール時代の情報活用能力

小学校・中学校そして高等学校においても1人1台端末及び高速大容量のネットワーク等が整備され、補正予算においては教師用端末の整備も進められることになった。そして学習指導要領は、各校種において、いよいよ全面実施となり、高等学校では情報Ⅰが始まる。学習指導要領が要請する学びの探究化やSTEAM化において、情報活用能力は今まで以上に重要な役割を担うことになるのは明確である。しかしながら学校現場を概観すると、ICT活用が未だ目的的となっている現状が見受けられる。こうした状況において、情報活用能力に関する教育や実践の在り方について広く議論したい。

4) 情報通信技術を活用した教育の理論及び方法への取り組み

これまでの教職科目「教育の方法及び技術」と関わって、新たに「情報通信技術を活用した教育の理論及び方法」の1単位以上の修得を求められたことについて、教員養成、教職課程を持つ大学では対応を求められた。この2022年4月より、皆さんはどのように対応されているのか、どのような内容や方法が工夫されているかについて、情報の共有と研究知見の集積を学会として取り扱い議論したい。