年次大会

2024年度日本教育メディア学会第31回年次大会【第1報】

第31回年次大会は,2024年10月5日(土)・6日(日)の2日間,鹿児島女子短期大学で開催されます。
https://www.jkajyo.ac.jp/introduction/access/

日程:2024年10月5日(土)・6日(日)
場所:鹿児島女子短期大学

1.時程
<1日目>
12:00- 受付
13:00-13:50 総会
14:00-14:50 大会企画 講演(東京学芸大学教職大学院・堀田龍也先生)
15:00-16:30 シンポジウム
16:40-18:10 一般研究発表(1)
18:20-18:50 新・理事会
19:00- 懇親会
<2日目>
09:00-10:30 一般研究発表(2)
10:40-12:10 一般研究発表(3),企画委員会企画「現職教員のための実践研究はじめの一歩」
12:10-13:10 昼食
13:10-15:10 課題研究

2.申込み・締め切り等のスケジュール
6月10日(月) 課題研究プロポーザル受付開始
https://forms.gle/aSJf3MdGLbwEfnfq9
7月10日(水) 課題研究プロポーザル締切
7月31日(水) 課題研究結果通知・大会参加申込開始・一般研究発表申し込み開始
発表原稿の提出期限は9月2日(月)です。

3.大会参加申込(Peatixを使用)
課題研究・一般研究の発表申込をされた方も大会参加申込が必要です。
また,9月2日(月)までが事前申込(大会参加費・懇親会費)期間とします。

4.大会参加費・懇親会参加費
事前申込は 9月2日(月)まで,それ以降は当日扱い
懇親会に参加希望の方は,あわせて Peatixにて申し込み
会員 3,000 円(事前) 4,000 円(当日)
非会員 4,000円(事前) 5,000円(当日)
学生会員 1,000円(事前) 2,000円(当日)
学生非会員 2,000円(事前) 3,000円(当日)
※ただし,非会員の現職教員は無料
懇親会 6,000 円(学生会員・学生非会員 4,000円) 9月2日(月)までの事前申込制
(予定)TO THE HERBS(トゥーザハーブズ) 鹿児島店
鹿児島県鹿児島市高麗町17-5-2F(学会会場より徒歩6分)

5.課題研究(大会2日目 13:10-15:10)
(1)「情報活用能力」を育成するための授業設計とカリキュラム
前田康裕(熊本大学),小林祐紀(放送大学),山口好和(北海道教育大学)
GIGA端末が全国的に配備され,授業での活用も推進されている。しかし,その一方で,端末の活用が目的化され,従来の教師主導型の授業から脱しきれておらず,学習の基盤となる資質・能力である「情報活用能力」の育成が必ずしも十分ではないという状況も見える。様々な校種の教科の授業の中でどのように「情報活用能力」を育てればよいのか。そのためにはどのような条件が必要なのか。授業設計だけにとどまらず,カリキュラムや教員研修などの要因も考慮しながら,多様な研究分野の構成員を要する日本教育メディア学会ならでは議論を行っていきたい。

(2)探究を多様化するアートベース・リサーチ
岸磨貴子(明治大学),川島裕子(関西大学)
高等教育における研究活動はもちろん,初等教育,中等教育でも探究を軸とした教育がはじまったが,具体的にどのように進めていくことができるかその方法論についての議論が十分にされていない。探究活動の多くは,情報活用の流れで,問い(テーマ)をたてて,調べて,まとめて,発表するという流れが多いが,探究と実践(または児童生徒にとってのリアリティ)と乖離したまま行われている現状もある。ABRは,探究を実践と密接に関連させながら,自分軸で人や社会と関わるアプローチでもあり,探究学習へのあらたなアプローチを示すことができる。また,前年度の「教育メディア研究におけるアートベース・リサーチ」でも多くの方にご参加いただいたことから,本学会での関心も高いといえる。

(3)生成AIの活用とメディア・リテラシー
大久保紀一朗(京都教育大学),佐藤和紀(信州大学)
生成AIの急速な進歩により,児童生徒の学習や校務でも生成AIの活用が導入され始めています。生成AIを新しいメディアの1つだと考えれば,生成AIの活用に対するメディア・リテラシーとその教育に関する研究の重要性も増しています。しかし,生成AIの活用に必要なメディア・リテラシーやこれまでのメディア・リテラシーとの違いについては十分検討されていません。このような状況をふまえ,本セッションでは,生成AI時代に必要なメディア・リテラシーやその育成などに関する理論的,実践的な研究を幅広く募集します。

6.シンポジウム(大会1日目 15:00-16:30)
「(仮)みんなで考える地域DX:ウェルビーイングの実現にむけたメディア研究」
登壇者:辻 慎一郎先生(鹿児島国際大学)ほか
コーディネータ:山口 好和先生(北海道教育大学)